印象派が愛したフランスの街々

印象派の画家の絵が大好きな私。一度はこの地へ行ってみたいと思ってた矢先に
願ってもないような盛沢山な取り合わせのプランに嬉しくなり、即参加しました。

ホテル日航成田に前泊して、成田空港第一ターミナルよりエールフランスで12時間
パリのシャルル・ドゴール空港第2ターミナルへ到着。夏時間なので時差は7時間。

バスに乗り変えパリ北西の郊外にある保養地、アンギャン・レ・ヴァンへ。



地図上の地名をクリックすると、行き先にジャンプします。アンギャン・レ・ヴァンから
始まって左回りに旅をしました。

        ★写真を、クリックしていただくと、拡大します。






アンギャン・レ・ヴァン
     
 最初の宿泊地。メルヘンの世界に入り込んだようなホテルで名前は「ドウ・ラック」

室内もこんな可愛い作りで気持ちよく安眠できた。 窓外の景色も広々して爽快。 
   
夕食までの時間を利用して近くの 海岸まで散歩に出た。何と! 藁ぶき屋根の

家があり、しかも屋根の上には草花まで植えてあるとは驚きだった。

屋根と反して 壁がフランス風なのも面白い。





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ジベルニー


人口僅か500人の小さな村。

画家モネが住んだ地として有名。

広い庭園と家を見学出来た。





     
庭師が何人もいていつも綺麗に手入れされていて雑草一つなく気持ちがいい

モネ旧宅の前で庭師のバエ さんに色々お話を聞いたが、この庭は

モネが南仏や イタリアへ写生旅行に行った時の印象が大きく影響したのだそうだ。

花いっぱいのこの庭「クロ・ノルマン」と呼ばれているという。

     
池は一周出来るようになっていて、途中でかの有名な橋も渡る。

睡蓮には僅かながら白い花も咲いていた。  


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オーヴェル・シュル・オワーズ


午後はゴッホの町オーヴェルへ。

ゴッホの像があった。随分細身ですね。

お墓へお参りした方も何名かあったけど、

20分ほど歩くということなので私はパスした。




     
ゴッホが最後に住んだ部屋は、らせん階段を上がった屋根裏の僅か

3畳ほどの部屋でベッドと椅子のみが置かれていた。 

DVDも見せてもらったが、貧困の中、弟テオに助けられて描き続けて

いたという。
 
     
生前よく通った教会。 馴染み深いあの絵そっくりなので感無量だった。
 
壁にはその絵も 飾ってあった。しっくりと落ち着いたステンドグラスも。



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ルーアン

     
 カラフルなマンション?
お隣とは繋がっているが
それぞれの個性が面白い
色彩豊かな 新鮮な野菜も
豊富で白いアスパラも生で
売られていた。
 日本と同じくマカロンが人気
の商品らしいが、こればかり
の店頭も珍しいかな。
     
 ルーアンのシンボルだという
時計がある通りを抜けると
大聖堂にたどりつける
モネが朝に夕に描いた ノートルダム大聖堂を眼前に見て

またも感激。天にそびえるかのような偉大さに圧倒される。

  内部も豪華そのもの
ステンドグラスも美しい
 
 


下は絵葉書だけど、モネが朝・昼・夕刻と光が移り変わるさまの大聖堂を克明に
何枚も描いた様子が伺える。

 


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オンフール

     
ノルマンディー風の家々。印象派の画家たちが愛したオンフールの港町  
     
 教会  ホテル  珍しく木造の教会。地元
の大工さんが建てたとか


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エトルタ

     
 エトルタ 「石灰岩質の白い崖」で出来ていて

モネやクールベが描いたことでも有名
 シーフードの盛り合わせ

の昼食を摂った店







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モン・サン・・ミッシェル
いよいよモン・サン・ミッシェルへ。

8世紀にアブランシュの司教オーベルが、天使ミカエルのお告げを受けて

建てた大修道院。標高60mの岩山の上に建っている。

階段が353段もあると聞き,膝に人工関節を入れて一年余の私は登りきる

自信がなくためらったが、後で後悔のないようにとも考え皆さんの後に続いた。

昼食にはオムレツの上に白身を泡立てたものがたっぷりと載せられた

有名なオムレツが出た。
     
近くまで電気自動車で 

送ってくれる
 いよいよ近づいてきた これが有名なプアール

おばさんの店 
     
 店内ではイケ面が

カチャカチャとやっている
 一段一段気合いを入れ

ながら階段を踏みしめる
 私と同じく途中で

一服する人もいた。
     
 当時はこんな大きな滑車

で資材を運び上げた。
頂上には教会にがある。  回廊を巡らせた立派な

庭園もあった。
     
 やった!登りきれた
爽快感は格別だった。
 下は干潮時には干潟に
になるが、創建当時は
満干の知識もないので
巡礼者が大勢溺れ死んだ
そうだ。
 片側は海。向こうに見える小さな島。
ここも昔はあんな小さな
無人島だったんだと聞き驚いた。
     
 天井はアーチ状で美しい  柱はこの太さ。人が何人で
抱えられるかしら。
ホテルのバルコニーから
写した 夕暮れ時の姿。


     
このホテルに泊まる

目の前にモンサンミッシェルが

見えるバルコニー付きの

部屋に全員が泊まることが

出来てラッキーだった
 
  プーアールおばさんで 名物になった
 
  オムレツにもありつけた!


今回の旅の料理

毎日フランス料理で初めの内はは嬉しかったけど、たび重なる内に飽きもきて、

または量の多さにだんだんカロリーと体重が気になってきた。

小さい写真にマウスを載せると右に拡大されます。

       


















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サンジェルマン・アン・レー
イタリアルネッサンス風の様式を取り入れた宮殿のあるパリ郊外の町。

ドビッシ^や画家モーリス・ドニゆかりの地だそうだ。

     
モンサンミッシェルを後にして、途中延々と続くブドウ畑も見ながらバスは

ブルターニュ地方の中心都市レンヌへと走る。ブドウの木は思ったより小さい




一度乗りたかったフランス新幹線。

レンヌ駅からT・G・Wで3時間。車中でサンドイッチの昼食。
パリのモンパルナス駅に到着。バスに乗り換えた。

パリからはこの駅が各地への起点になるのだそうだ。



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フォンテーヌブローの森

     
 多くの画家たちが愛したフォンテンブローの森は、どこまで続くのかと思う

ほどの広さだった。私たちは馬車に乗せてもらって移動した。   
     


フォンテーヌブロー宮殿
パリの郊外、1万7千ヘクタールに及ぶ広大な森の中にあるフォンテンブローの宮殿。

この宮殿が華麗に変貌を遂げたのは16世紀、時の王、フランソワ1世がルネッサンス様式の

宮殿に作りかえた。長さ60メートルにわたるフランソワ1世の回廊には14点のフレスコ画が飾

られ、その周囲には化粧漆喰の天使や女神像を配した装飾で埋め尽くされている。

贅を極めた宮殿は、18世紀末に起きたフランス革命で荒廃した。その惨状にナポレオンは

宮殿の改築を命じる。そして自らの権力を象徴する宮殿に作りかえた。

ナポレオンの栄光と没落の歴史が刻み込まれたのが、このフォンテンブロー宮殿だそうです。



     
 宮殿の表門  遠景だと建物の大きさが

分かる
 門から結構長い道程を歩く



フォンテンブロー宮殿の内部

         
 
 
 
 
 
 
 


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バルビゾン

     
↑は元々ガンヌさんが所有していた家だが、ミレー、ルソー、ゴッホなど

バビルゾン派の 画家のたまり場になり「ミレーのアトリエ」もあった。
     

壁には一面に 当時画家たちが描いた絵がいっぱい飾られていた。 
     
   ミレー通りと呼ばれて
いる道。
落ち穂拾いの遠景に
登場する教会。 

     
シスレーが晩年に住んだ小さな町と家。ロワン川の流れが美しく水鳥もいた
  
     
  シスレーが通った教会と、右は彼が描いたそっくりな 絵



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パリ市内観光

     
モンマルトルの丘は、画家を目指す人たちがキャンバスを立てていつも一心に

描いているが、中に日本の人もいた。

ユトリロ母子が良く通ったというカフェがあり、私たちも一服してコーヒーを飲んだ。
     
 サクれクール寺院
丘から見たパリ市街  ムーランルージュ
     
ルノアールが描いた事で有名になったこのお店で

昼食をとった。名前もムーラン・ド・ラ・ギャラット

と名付けられている。画家たちもよく通って裏庭で

描いていたとか
 
 路上に 駐車場がある

 なんてびっくり!



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オランジェリー美術館

     
     
     
     
     
モネの睡蓮の間は、永遠の大作8点が飾られ四方の壁が睡蓮一色で圧倒

されそうだった。  


チュイルリー公園

     
 コンコルド広場には22・55Mのオベリスクがあり

一直線上に凱旋門も見える。

チュイルリー公園からはエッフェル塔も見える 
 公園内でテイータイム

 アイスクリームには

 こんな粋な計らいが〜〜 


エッフェル塔

  高さ300Mの塔は橋梁技師

だったエッフェルの作品で

1889年第4回のパリ万博が

開催された時のシンボルと

なった。 
 


オルセー美術館

遂に私にとっての最大のメイン、オルセー美術館にやってきた。

     
 正面入り口  半分でこれだけの長さ  駅舎の名残を残す天井
     
オルセー美術館は写真は摂れないので、絵葉書でモネの作品を3点 買った 
     
 オペラ座の前で添乗員の

Oさんと一緒に。若いのに

よく気が付く方で大いに

助けていただいた。
 ナイチンゲールの像   こんなデラックスなバス

 にも乗せてもらえた。 


マルモッタン美術館

   
 
マルモッタン美術館ではモネの「印象日の出」と「蒸気機関車」を見ることができた。

マネの義姉、ベリト・モレゾの作品や、また地下ではマリー・ローランサンの
 
大々的な企画展もあった 


ルーブル美術館

   
 正面から  ガラス張りの天井
夜はライトアップされる
地下には元はお城だった
名残りが見られる 
     
中庭は広々していて、至る所に彫像があった   回り階段と天井のない
エレベーター
     
 採光のよい天井  重厚な天井  サムトラケのニケ
     
     
     

ミロのヴィーナスが日本へ来た時は混雑した人影からの短時間の観賞だったけど

ここでは周りからゆっくり観ることが出来るので前・横・後から摂らせてもらった  
     
                                   ドガの彫刻 踊り子
     
 レカミエ夫人  オダリスク  三美神
     
 メデュース号の筏  ナポレオン一世と
ジョセフィーヌの戴冠式
 カナの婚礼
   
 民衆を導く自由の女神
目下貸し出し中だとか。
フェルメールの天文学者と 
     
 壁いっぱいに絵画が  モナリザ  


     
 凱旋門 シャンゼリーゼ通り は広いが車の往来も激しいので
ゆっくり見物はできなかった。


セーヌ河クルーズ
  
     
 セーヌ河のクルーズ アレクサンドル三世橋   紋章が光っていた 
     
 ルーブル美術館をを左に オルセー美術館を右にと

贅沢な眺望を見せつつ船は気持ちよく進む
 ノートルダム大聖堂が
見えた所で折り返した

ガイドさんの説明はフランス語なので分からなかったけど、美声のシャンソンが嬉しかった




可愛い子供たちが合唱で歓迎してくれる。さすが世界一の観光国だなあと

感心するとともに、無心で愛らしい表情にしばし見とれた。メルシー




 11日間の楽しい旅行は終わり、夜、ドゴール空港からエールフランスAF278便で

    成田空港へ戻り、成田の日航ホテルで一泊して、翌日大阪空港へ帰りました 





                
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